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日本の魅力を発信するクールジャパンの取組を募集し審査。
ムービーとプロジェクトの2部門における表彰作品・取組を決定いたしました。
※旧「クールジャパン動画コンテスト」と旧「クールジャパン・マッチングアワード」を統合して、CJPFアワードとして開催いたしました。
新型コロナの影響が収束する中、インバウンドが回復し、農林⽔産品や⽇本産酒類の輸出が増加するとともに、⽇本のアニメが世界中で⼤ヒットするなど⽇本への関⼼が⾼まっています。このような状況において、クールジャパン官⺠連携プラットフォーム(CJPF)(※1)は、⽇本の魅⼒を海外に発信し、⽇本のファンを拡⼤するクールジャパン戦略(※2)を推進するために、「CJPFアワード2024」を開催 。このたび表彰作品を決定いたしましたので、本ページにて発表いたします。
※1:クールジャパン戦略を深化させ、官民一体となってクールジャパンに取り組むことを目的として、2015年12月に官民・異業種連携の強化を図る場として設立されました。現在、コンテンツ産業や食品産業など様々な民間企業等が会員となっており、会員間やクールジャパン関係者とのマッチングを図り、新しい価値を創ったり、魅力を磨き上げることが求められています。2021年6月に開催された総会において、クールジャパンの様々な領域のなかでも、当面の活動として、「食・食文化」を中心としたプロジェクト運営などの方向性が示されました。
※2:「クールジャパン戦略」(2019年9月決定)「知的財産推進計画2021」における「クールジャパン戦略の再構築」(2021年7月決定)
「知的財産推進計画2022」における「アフターコロナを見据えたクールジャパンの再起動」 (2022年6月決定)
「知的財産推進計画2023」における「クールジャパン戦略の本格稼働と進化」(2023年6月決定)
Video category
award results
英語字幕、BGM、ストーリー展開が秀逸で、日本の魅力を丁寧かつ分かりやすく伝えている。お寺を舞台に、日本の「引き算の文化」を表現している点は素晴らしく、外国人が初めて見る日本文化として、秀逸な精神的体験を提供してくれます。また、外国人にとってお寺や禅は様々な映像で扱っているため、より多くの視聴者を惹きつけるために、今後も新たな視点や表現方法にも期待しています。
この度は、このような輝かしい賞を頂きまして大変光栄に思います。この動画では、佐野ラーメンの美味しさを際立たせる、佐野の良質な水の豊かさと100年以上の歴史ある青竹手打ち麺に焦点を当て、地域に根付き愛され、築き上げられてきた「ラーメンのまち佐野」を表現しようと努めました。映像にも登場しました、ラーメンのお椀の笠を被った、ゆるキャラグランプリ受賞のさのまるをリーダーとし、事業者の皆様と力を合わせ、佐野ラーメンという満足できる一杯から、世界の方々にいっぱいの笑顔を広げてまいりたいと思います。
佐野ラーメンをフックに、他の地域との差別化を図るストーリー展開は秀逸でした。ハイスピードな映像で佐野市のラーメン文化への活気を感じられる作品でした。佐野ラーメンの店の多さや魅力をシンプルに伝え、観光への誘致に効果的な内容だと感じました。青竹踏みなどの体験プログラムはユニークです。その背景などを伝えると更に佐野市の個性を表現できたかもしれません。ラーメン=クールジャパン戦略という象徴的な価値のある作品だと思います。
18か国でのエコツーリズム開発支援の経験から富士山の無形文化価値を地元富士宮の職人と連携し世界に伝えたいとの思いで、このプライベートのエコツアーとグランピングを始めました。この映像はコロナ期間中に私たちの活動支援の一環として映像チーム37FRAMESが制作してくださったものです。私たちのような地方の小さな事業者がこのような素晴らしい賞を頂けたことに大きな価値があると感じています。
自然、食、文化、人など、日本の多種多様な魅力を音楽、映像、編集の力でバランスよく表現した素晴らしい作品です。「ここへ行けば、必ず楽しい旅ができる」と思わせてくれる映像だった点を高く評価しました。英語で語りかけるオーナーMASANORIさん、隣で微笑むKANAKOさんも魅力的で、思わず会いに行きたくなりました。おめでとうございます!
この度は栄誉な賞をいただきまして、深く感謝申し上げます。美山町は京都駅から車で約90分,人口約3300人の農山村地域です。これからも地域住民、地域事業者、国内外からの来訪者の皆様と共に日本の農山村の原風景と私たちの暮らしを誇りを持って守りつづけていきたいと思います。
UNWTOのBest Tourism Villagesに選ばれた茅葺の里、京都美山の魅力を、「サステイナブル」をテーマに美しい映像と地元の方が誇りをもって語るインタビュー、英語のナレーションで紹介する動画。美山での食や体験まで語られ、実際に訪れてその土地の一員として暮らすような滞在をしたくなります。
29社の醤油メーカーが連携し、木桶仕込み醤油を世界に広めるためにブランディングとPR活動を展開しています。絶滅の危機に瀕していた木桶醤油の限られた市場を奪い合うのではなく、協力することで海外市場の1%を目指しています。醤油の多様性と魅力、そして、伝統的な木桶の背景にある歴史と文化を広めていきたいと思います。
この度は受賞おめでとうございます。ストーリーがしっかりしており、日本を代表するSHOYUのブランドをさらに拡大させる可能性を感じました。木桶醤油はテロワールという言葉を使い、潜在的なブランディングを上手にしていたと感じます。また、インバウンドの誘致のみならず輸出に対しても間接的に促す表現の動画となっていたことは本アワードでは評価していた点となります。これからより多くの海外のお客様に木桶醤油を楽しんもらうことを応援したいと思います。
奈良県十津川村に地形や環境を活用した空中の村があり、大自然で何もしないという贅沢な時間を堪能して欲しいという願いを込めております。海外から移住してきた方の想いを取り入れることで日本の魅力を異なる視点で表現できました。今後も日本の文化・人の想いの魅力を世界へ発信していきます。
ゆったりと心地よい音楽・映像と共に、十津川村に魅せられたジョラン・フェレリさんの熱い想いが伝わってきます。「これだけの森があるのに使われていない。」、「日本の大人は、山や自然で遊ぶ感覚を持ってない。」日本人が見過ごしている地域の魅力、日本の魅力に改めて気づかされる作品です。
この度は受賞につき、心より感謝申し上げます。海外の視聴者から日本財団様の取組みについて好意的な声を多く頂きましたが、中でも「日本以外の国では汚されたり、壊されてしまうのではないか」という意見は印象的でした。トイレの画期的なデザインは去る事ながら、日本のマナーも世界で誇ることができる文化だと実感しました。
渋谷区の公共トイレをあらゆる人にとって使いやすくする日本財団の東京トイレプロジェクトから、世界的建築家坂茂デザインの安心して使える世界初の透明なトイレを外国人と日本人のレポーターが紹介する映像。 日本の誇る最先端のトイレのデザインとインクルーシブな社会を目指す取り組みを紹介しながら、観光スポットとして訪れたくなる。
この作品は、合気道創始者生誕の地である和歌山県田辺市と熊野古道の南紀地域が舞台です。合気道と熊野古道。それぞれが意味する”道”には多くの親和性が存在し、”旅”を通した人と人、自然、そして伝統文化と”気を合わせる”事で得られる世界観を、この地に足を踏み入れた旅人目線で表現しています。
この作品は、編集の質の高さとアニメーションを織り交ぜた点が非常にクリエイティブだと感じられます。合気道のルーツへの回帰を促すだけでなく、このスポーツを普遍的なものとして紹介しています。世界には何十万人もの合気道家がいるので、このメッセージが多くの人の心の琴線に触れることは間違いありません。
去年に続き優秀賞に選出いただきとてもうれしいです。来年はグランプリを獲得できるようがんばります。この度はありがとうございました。
下町柳橋という代表的な日本庶民の場で、穴子や浅蜊の佃煮がどのように手作りされていくかが紹介されています。動画で紹介された職人の丁寧な仕事ぶり、季節が佃煮の作成に大きく関わっていること、佃煮を産んだ地域の紹介は、これを見た外国人にこの場所を訪れこの佃煮を手にしたいと思えるオンリーワンだということを教えてくれるでしょう。
森の木々がパイプオルガンのように鳴り出す。奏でるのは人間ではなくて植物たち。そんな妄想を実際に音と形にしてみたい、と思った。
「五大に皆、響きあり」という言葉がある。確かに全てのモノは響き、振動で出来ている。そんな響きが重なり合い生まれる「共鳴」そのものを奏でる楽器「地球オルガン」を作りたい。サキタハヂメ(音楽家)
今回エントリーいただいた作品は、インバウンドの視点から見ても、日本の美しい風景や文化が、映像美や具体的な体験として描かれていて、どれも素晴らしいものばかりでした。その中で、大阪・関西万博特別賞に選定させていただいたこの作品は、「森の木々が音を奏でたら」という一人のアーティストの思いを、エンジニアと共創し、本当に実現するまでをドキュメントタッチで描いたもので、特定の場所の魅力を伝える作品からは一線を画すものでした。しかし、木々が音を奏でるという視点は面白く、森という自然があたかも歌っているような錯覚を覚える映像体験は、どこか心地よく、日本ならではの自然観も感じられる、魅力溢れた作品でした。人と自然のつながりの大切さを改めて感じさせてくれる本作は、まさに、全てのいのちあるものが、それぞれを認め合い、その可能性を最大限に発揮できる持続可能な社会をみんなで共に作っていく、2025年大阪・関西万博がテーマとして掲げる「いのち輝く未来社会のデザイン」と共鳴するものでした。
映像を通して、観る人が自分の周りの異なる“いのち”への共感を感じるきっかけを与えてくれる、そんな作品であると感じ、大阪・関西万博特別賞に選定させていただきます。
Project category
award results
この度は素晴らしい賞をありがとうございます。SUSHIDELICは、日本発祥のポップカルチャー”Kawaii”と、日本伝統の食文化”寿司”という、食を通じた文化体験ができるレストランとして誕生しました。人種・宗教・年齢・性別・国境…凡ゆる壁を飛び越え、現在進行形の日本文化に興味を持ってもらうきっかけになればと思っています。
鮨(SUSHI)とカワイイを掛け合わせ、すっかり世界に定着したSUSHIを全く新しい付加価値で提供する、新しいクールジャパンの形を創造しています。本年度グランプリに相応しい試みとして高く評価します。
この度はクールジャパン・プラットフォームアワード2024で準グランプリをいただきまして誠にありがとうございます。日本発のコンテンツであるVTuberは国内にとどまらず、世界でも支持をいただいております。その需要は年々増しており、国内外のファンに愛されるコンテンツを創出し、VTuber産業が継続して発展し、日本を代表する文化の一つとなるよう努めてまいります。
準グランプリ受賞おめでとうございます!近年日本はイノベーションの面で遅れていると言われがちですが、バーチャルパフォーマンスの分野でVTuberという独自の技術・コンテンツを誇り、幅広く全世界から注目されています。世界のVTuberマーケットが35%成長するという予測もあり、アメリカのロサンゼルスで開催された即完売のカバー社の初海外公演が良い例なのではないでしょうか。今後も海外でのイベント開催に期待しております!
僕達は、誰でも簡単に美味しい抹茶を作れる「Cuzen Matcha」を発明し、世界に国産オーガニック抹茶を広めています。今後は業務用抹茶マシンを開発し、海外のみならず日本でも、インバウンドのお客様が多いホテル・カフェ・レストラン・バーを中心に良質な抹茶体験を創出し、ますます茶産業に貢献して参ります。
日本国内での高品質の茶葉の需要が減り続けペットボトルなどが主流になっている中で、オーガニック国産抹茶リーフを使い簡易に美味しく健康に良いお抹茶が海外の日常に広がる可能性が高い点を評価致しました。伝統的なお茶を点てる行為はただ頂く以上の文化や精神的なものがあり、このハードウェアが普及する事により影響を受けるようなものではないので、まずはお茶の良さを知って頂くきっかけの広がりにもなると思いました。
SCRAPは、謎解きを通して自分がリアルな主人公になれる体験、まだ誰も知らない世界に入れる体験…そんな「物語体験」を提供しています。世界中のより多くの人に楽しんでもらおうと思って作った多言語版が、お客様に喜ばれるだけでなく、素晴らしい賞までいただき大変光栄です。これからも皆様に面白いと思っていただけるエンターテインメントを制作してまいります。
海外でも人気を誇る「リアル脱出ゲーム」を世界初・日本発で開発したこの取り組みは、大変素晴らしいと感じています。また、日本のアニメ・映画・ゲームなどのIPとの積極的なコラボにおいても世界観を忠実に再現することにより、日本でしかできない体験及びプログラムとなっていることも選定の大きな理由です。
このような名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。海外の方に受け入れ難い納豆のデメリットを解消し、良い点を高めた“進化系納豆”として注目される「そのもの納豆菌シリーズ」。この受賞をきっかけに、千年以上かけて日本人の長寿を支えてきた伝統発酵食が、素敵な輪となって世界中に広がっていくことを願っております。
海外で毎日食べるにはハードルが高い日本のスーパーフード・納豆ですが、質の良いサプリにして米国のamazon Japan storeランキングで1位と2位を獲得したことはすごい展開です。個人的に納豆を食べられるようになるまで日本に渡ってから3年間ほどかかったので、このサプリの存在は大きいです。国内の大豆生産者に売上で貢献しながら全世界の人に納豆パワーを体験してもらえるよう、ぜひ続けてください!おめでとうございます!
明治維新より約150年間、西洋の考え方を取り入れることを、日本全国民で取り組みました。しかし、漢字を文字に取り入れたり、仏教を神道と融合させたり、と日本人は自国のものとミックスして進化させてきました。そろそろ日本のスピリットをミックスし、人類を進化させる時ではないでしょうか?世界の人々は待っています。日本人、目覚めよ!
地域に多数残る茅葺きを観光滞在者の参加で復元していこうという着眼点と構想の大きさが魅力的。既に6棟の一棟貸しの宿を、アルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)方式で運営しており、復元される民家の数が増えると宿の数も増え、地域への貢献も大きくなると考えられる。旅に参加することで地域の自然や文化の継承・復元に貢献する「リジェネラティブ・ツーリズム」の好事例と言える。
この度は、このような素晴らしい賞をいただき、誠に光栄に存じます。和菓子の文化は茶道や華道のように「個」の人間としての哲学も表現します。和菓子は五感で楽しむ文化であり、その魅力を次世代に伝えるためには、日本の文化に誇りを持つことが重要です。和菓子もどんどん変化しますが、守破離の“守”の部分を忘れず、謙虚に伝統や文化を受け止めて前進したい。和菓子は小さいけれど、それぞれの時空、人の心、日本の古今の美意識を凝縮し、無限に映しだすことができるものだと確信しています。
「菓道一菓流」は、お菓子を「菓道」と位置付ける新しい概念で、これまでにない道を切り開きます。伝統和菓子の枠を超えた素晴らしい芸術作品です。伝統と革新の融合により、見る者に深い感動と日本の伝統的な「美」に新しい解釈を与えます。海外が好きな日本コンセプトに近いので世界に広がることが期待できます。ご受賞、おめでとうございます!
この度は、このような輝かしい賞を頂戴し誠に光栄に思います。また、世界ゆるミュージック協会代表澤田智洋さんをはじめとする協会のみなさん、そして協会に参加されている各社のみなさんのご協力に深く感謝いたします。これからも誰もが音楽を楽しめる世界を目指してがんばります!ありがとうございました。
音楽に心理的なハードルのある人、身体的な理由からハードルのある人、誰もが楽器を演奏する喜びを味わえる、まさに「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現するプロジェクト。「世界を音楽によるコミュニケーションでひとつにする」とのビジョンを掲げ、海外でのハッカソンや教育普及活動等を通じて世界中で音楽を通じた共創を生み出している。また、共創チャレンジに参加し、2023年12月のTEAM EXPO MEETINGにも出展するなど、他の団体・プロジェクトとの共創/コラボレーションにも積極的に取り組んでいる。2019年に活動を開始し、体制も安定していると思われることから、万博以後の取組の持続性や発展にも期待ができる。「ゆる(い)」という日本独特の観念や日本的な包摂(インクルーシブ)のあり方を海外に伝えることのできる、グローバルでありながら日本らしい取組で、CJPF AWARDに相応しい。
Certificates and prizes
「CJPF AWARD 表彰状」は、約1300年の歴史をもつ日本三大和紙「美濃和紙」の製法を用いて、一枚一枚ていねいに手すきで作っていただきました。その和紙に受賞カテゴリごとに、金・銀・銅で「CJPF AWARD」のロゴを箔押しし、書道家による筆入れで仕上げました。
※表彰状の写真は昨年のものです。
受賞者に送られた賞品「CJPF AWARD ノート」は、表紙に国産のヒノキの木を薄くスライスした木の紙を、無地の中紙に再生紙を再利用し、自然環境に配慮して作られたノートです。表紙には、CJPF AWARD の金を箔押しし、中表紙には美濃和紙を使用しています。
賞状・賞品ともに職人の想いを込め、新しい「日本の伝統」を体現する仕上げにこだわって仕上げました。
美濃和紙制作 :美濃竹紙工房(鈴木竹久氏/鈴木豊美氏)
印刷・製本・箔押し:新里製本所(新里知之氏)
Overall review
CJPF AWARD 2024 大臣総評
クールジャパンは、日本の魅力を海外に発信し、日本ファンの拡大、ソフトパワーの強化を目指す重要な取組であり、今回応募していただいたようなクリエイター、プロデューサーの活躍が重要な役割を果たしています。
今回、ムービー部門では294件、プロジェクト部門では112件の応募がありました。応募していただいた皆様、また、審査員の皆様をはじめ、ご協力をいただいたすべての方々に感謝申し上げます。
ムービー部門でグランプリを受賞された「“源ROOTS OF JAPAN” 永源寺エリア 日本の原風景を訪ねて」は日本の原風景としての歴史と文化体験を、「The No.1 Ramen Town in Japan SANO」は地域に根付く食の力をストーリー化し余すことなく映像で表現した大変優れた作品でした。
また、プロジェクト部門でグランプリを受賞された「SUSHIDELIC NY」は、日本の国民食とも言える「寿司」をポップカルチャーの文脈で捉え直し、海外に向けて発信・展開された非常に斬新な取組でした。
今回の受賞作品については、「クールジャパン官民連携プラットフォーム」のホームページや在外公館を通じて国内外に広く発信するとともに、「日本ファン」の拡大につなげていきます。
引き続き、政府と地方公共団体、民間事業者が一体となって、強力にクールジャパンを推進してまいります。
Judges
CJPF AWARD 2024ムービー部門 審査委員長メッセージ
本アワードでは、日本各地の魅力を映像で伝える作品が多数応募され、審査員は各作品の独自の視点に感銘を受けました。グランプリ受賞作は、日本の伝統文化を軸にした「“源ROOTS OF JAPAN” 永源寺エリア 日本の原風景を訪ねて」と共に、世界から注目される日本のラーメン文化に焦点を当てた「The No.1 Ramen Town in Japan SANO」で、それぞれに日本の有形無形の魅力を海外に効果的に伝えています。準グランプリとなった「Sustainable Experience in Kyoto Miyama」と「Mt. Fuji Satoyama Vacation」は、自然共生への関心が高まる中で、日本の自然や文化の新たな魅力を提示しています。優秀賞の数々は、合気道、自然風景、透明トイレ、伝統醤油、佃煮など、個性豊かなテーマで日本の魅力を表現しました。本アワードは映像を通じて、日本文化のコンテクストを伝えてゆく可能性を示して頂いています。今後もオーセンティックで素晴らしい作品の誕生を期待しています。
CJPF AWARD 2024プロジェクト部門 審査委員長メッセージ
本年度もたくさんのご応募をいただきありがとうございました。コロナ禍が収束し、インバウンドの需要が拡大する中、ユニークでリアルな体験を提供する新しいサービスが数多く生まれていることを実感させられた審査でした。一方、抹茶や和菓子、茅葺きと言った日本独特の文化を継承した作品が入選しているのも、クールジャパンの拡大に向けてうれしい結果でした。今後もますます日本が注目されていくだろうと言うことを確信できる、今年のCJPFアワードでした。皆さん、ありがとうございました。
Organizer and Supporters
クールジャパン官民連携プラットフォーム
クールジャパン官民連携プラットフォーム(事務局:内閣府知的財産戦略推進事務局)平成27年12月に、官民・業種の垣根を超えた連携を行いクールジャパン戦略を推進するために設立。現在、多数の関係府省・関係機関、民間団体・民間企業・機関・個人が参加。各種情報共有やビジネスプロジェクト組成を後押ししています。
株式会社海外需要開拓支援機構/独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)/日本商工会議所/東京商工会議所/特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)/一般社団法人日本旅行業協会(JATA)
内閣府知的財産戦略推進事務局
滋賀県東近江市、鈴鹿の幽渓にたたずむ永源寺は、古くから臨済宗の古刹として人々の信仰を集めて参りました。紅葉はもちろん、新緑、雪景色など、永源寺の四季を彩る自然美や精進料理、室町時代、禅と共に伝来したお茶の栽培法を今に伝える政所茶など、奥永源寺地域と琵琶湖を結ぶ豊かな『水の文化』の魅力を更に深く世界へ届けていくため、これからも文化資源データベースを活用したデジタルアーカイブなど、新たな情報発信の輪を広げて参ります。