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日本の魅力を海外に伝えるムービーと日本の新しい価値や魅力を創出し海外に展開するプロジェクトを募集し審査。ムービーとプロジェクトの2部門における表彰作品・取組を決定いたしました。
アフターコロナを迎え、クールジャパンを取り巻く環境は大きく変化しました。訪日外国人観光客は昨年3,600万人超と過去最高になり、旅行消費額も約8.1兆円と過去最高を記録しました。コンテンツ分野でもアニメやマンガを筆頭に、実写映画、音楽やドラマも世界各国で人気を博し、食やファッション、ビューティー等多岐に渡る分野が海外から注目をされ、経済を拡大しています。
昨年6月には「新たなクールジャパン戦略(※1)」も決定し、クールジャパン関連産業の更なる海外展開と日本ファンの拡大を目指すことが記されました。目標の達成に向けては、取組の量的・面的な拡大に加え、高い体験価値を提供する高付加価値化された質的な側面にも着目した取組を推進します。
クールジャパン官民連携プラットフォーム(CJPF)は、日本の魅力を海外に発信、展開し、クールジャパン戦略を推進するために、令和7年3月5日(水)に「CJPFアワード2025表彰式」を開催し、18の受賞取組を発表いたしました。
※1:これまでの「クールジャパン戦略」で示した基本的なコンセプトやアプローチを踏まえつつ、中核であるコンテンツ産業に関する戦略も含め、クールジャパンを取り巻く環境の変化に対応した実効的なアクションプランベースで「新たなクールジャパン戦略」を策定。
Video category
award results
「Breath of Nagano 「水引」 ~制約から生まれた創造性~」は水引を通して長野県の文化と精神性を発信した秀作。技術だけでなく「相手を思いやる気持ち」の価値観を丁寧に描写し、4か国語対応とSNS活用で国際展開を図る。フランス・イタリアでの現地イベントや関連サイト連携も効果的で、伝統と現代を結ぶ地域ブランディングの模範例といえる。
動画作成に尽力頂きました高橋紀成さん石川雅俊さん佐久間千代美さん比嘉拓矢さん安部大雅さん山田優子さん中島美砂乃さん村岡聖美さん山井綱大に心から御礼申し上げます。ありがとうございます!能に内包する「天下泰平」の心が今こそ世界に必要です。この動画がきっかけで世界中に、そして日本人にも「能の心」が広まりますように!心から感謝です!
「The Heart of Noh -English Edition-」はイタリアの歴史的建造物を舞台に能楽金春流の「天下泰平の心」を世界へ発信。視覚的インパクトと英語対応で日本文化の普遍的価値を効果的に表現し、現地機関との連携も光る。短時間で伝統芸能の奥深さと現代的意義を伝える秀作。
明石浦漁協では珍しい「活魚」での競りを行っています。漁師、漁協職員、仲卸らそれぞれの技術力、丁寧さ、心意気など、日本の一次産業の魅力を動画に凝縮しました。「アナログだけど最先端」活け締めを含め鮮度を保つ高度な伝統の技は我々の誇りです。受賞を励みに、豊かな海を未来へとつないでいけるよう一層精進してまいります。
地域に根付く人々の暮らしと文化、「競り」に関わるプロのこだわりを通して、明石の誇りを感じることができるショートドキュメンタリー。日本独自の文化である「競り」を丁寧に紹介している点を評価したい。オープニング16秒の映像とその後の映像のテンポ感が異なる点は少々気になったが、オープニングを切り離し別パターンのプロモーション動画を制作すれば、さらに可能性が広がる。
この度は輝かしい賞をいただき、誠に光栄に存じます。この作品は、平安時代を始めとする様々な時代の歴史や文化、その時代の人々や生活が積み重なり、今昔で織りなす宇治のまち、変わるものもあれば、今なお変化することなくあるものを描いています。この作品を通して、老若男女全ての方に宇治の魅力を発信してまいります。
受賞おめでとうございます。
いまや世界中の誰もがひと目見ただけで「JAPAN」と好意的に認識してもらえるアニメーションという表現手法で、宇治の魅力や歴史、ワクワク感を描ききった作品でした。クオリティ自体も非常に高く、台詞なしで音楽に乗せて展開する物語が宇治の歴史と文化をどの国・民族の方にも届けてくれると思います。京都アニメーションという世界最高峰のスタジオが宇治にあり地産で作られたという点も素晴らしいです。
この動画は、本市で初めて開催された世界大会「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」を機に、世界中の方々に「沖縄市」を知っていただきたいという強い想いで制作しました。元NBA選手であるリチャード・ハミルトン氏が、沖縄市独特の歴史、文化、食などに触れるとともに、大会会場である「沖縄アリーナ」で市内のこども達と触れ合い、大いにその魅力を伝えていただけていると思います。ぜひ今後もより多くの皆様に沖縄市の魅力をお伝えできれば嬉しく思います。
NBA選手を起用することで、明確なターゲット層に訴求している点を評価しました。有名な外国人インフルエンサーを採用している数少ない応募作品の一つでもあり、優れた事例になりえると思いました。沖縄の食にフォーカスした点もユニークで、食べに行きたいと思わされました。受賞おめでとうございます。
この度、このような賞を受賞できたことを心から嬉しく思います!このビデオシリーズは、ニューヨークと西表島の小学生たちが、文化や言葉の違いを超えて共に行動し、未来を変えようとするリアルな姿を映し出しています。彼らのひたむきな挑戦が、この受賞を通じてさらに広がり、多くの人にインスピレーションを与えられたら最高です!子どもたちが発信する「ナマの声」を感じていただき、皆さんもぜひ行動に繋げてください!
NYと日本の学校を繋いだ印象的な企画と映像演出を通じて未来への提言を強く確かめることができました。これからのクールジャパン戦略にとって社会的課題の解決を国境を越えて展開することや、次世代と連携をしてゆくことは大変に重要なアクションです。映像の構成や表現もとてもテンポがよく、細部まで丁寧に作り込まれており、プロフェッショナルな完成度です。
長崎県松浦市はアジの水揚げ日本一という背景を活かしてアジフライの聖地を宣言し様々なプロモーションに取り組みながら市のPRを行って参りました。
今回の動画は、万国共通の「食の欲求」に訴えかける為、本能的に「松浦のアジフライを食べたい!」と感じて頂けるような作品となっています。
これからも我々のモットーである「アジフライを日本中に!世界中に!Aji fry! FLY!」の精神で地域資源を更に磨き、魅力ある街づくりに取り組んで参ります。
クールジャパン戦略としては、松浦がアジフライの聖地であることを発信する意義のみならず、日本の一次産業の「漁業」をプロモーションした意義も高く評価をしました。 日本の一次産業は海外からも注目されていますが、発信することでインバウンド観光や輸出を含めて今後さらに盛り上がることを期待しています。
今回の受賞を大変嬉しく思っております。チョコモナカジャンボはモナカとチョコの食感が特長のアイスです。パリパリ食感をお楽しみ頂くため、アイスの水分がモナカに移行する前にお客様にお届け出来る様、製造5日以内を目安に出荷する等鮮度にこだわっています。日本でしか体験出来ない味わいを訪日されたお客様に知って頂くため今回の動画を制作致しました。
日本の伝統や歴史(忍者、師範、大和撫子)をユーモラスに描きながら、エンターテインメント性の高さで強い印象を与えるこのビデオは、海外の視聴者を惹きつけるに違いありません。日本のクールジャパンの象徴でもあるお菓子の繊細な品質と技術、そして日本独自のコンビニ文化の面白さを見事に表現しています。
作品の中で描かれている風景画は100年後の龍宮の裏。エコアーティストの綾海さんが海ゴミを使って描いたものです。江ノ島の海は、地元の方々の努力の結果、とても綺麗でした。綺麗だからこそ、見えにくい小さなゴミとの向き合い方を考えなければいけないと感じました。
この度、このような素晴らしい賞を頂き嬉しく思っています。一人でも多くの方に見て、考えて、感じて頂けたらと思います。
全国を回りながら、その土地の廃材を使って作品を描く、というエコアーティスト綾海さんの思いに真正面から向き合った作品。
今の世界の現状への危機感、世界を変えたいと訴えかける強いメッセージが感じられ、大阪・関西万博のテーマ”いのち輝く未来社会のデザイン”に掲げる社会とはどんな未来なのか、という問いを投げかけられたかのような、印象的な作品でした。
この作品は、魅力的な観光地や、食、伝統芸能などの観光コンテンツを美しい映像で表現するものでなく、インバウンド増や、万博への来場促進を直接的に訴えかけるものではないかもしれません。
しかし、作品の根底には、ゴミの問題に限らず、すべてのいのちあるものが、自然とつながり、お互いを認め合って持続可能な社会を共に作っていく、万博が描くテーマとも親和性があるメッセージが感じられました。本作の持つメッセージ性は、大阪・関西万博への興味関心にもつながると感じられ、万博特別賞として選定させていただきます。
Project category
award results

チームラボ《Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体》©チームラボ

チームラボ《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity》©チームラボ

チームラボ《あおむしハウスの高速回転跳ね球》©チームラボ

チームラボ《あおむしハウスの高速回転跳ね球》©チームラボ
栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」は2018年7月に「水に入るミュージアム」として東京・豊洲に誕生しました。2025年1月には、約1.5倍に面積を拡張し、教育的なプロジェクト「運動の森」「学ぶ!未来の遊園地」からなる20作品以上を公開しました。これからも、世界中のお客様に、"身体ごと没入"するアートの世界をより一層ご堪能いただけるよう尽力して参ります。
没入型アートミュージアムの先駆者であり、近年の大規模拡張を経てさらにその魅力を増し、日本を代表するアートミュージアムとしての地位を確立した。訪日客のデスティネーションとして国内No.1との評価も多く、「単一アートグループの美術館として世界で最も来館者の多い美術館」としてギネス世界記録に認定されるなど、その実績も圧倒的と言える。




アニメタイムズ社はインドを皮切りにグローバルサウスや海外の国々へのアニメ発信を積極的に進めていきたいと思います。
言語対応のみならず地元店舗とのリアルコラボやローカルが楽しめる原作開発など草の根的な動きと融合した広義のローカライズを目指します。
アニメが文化から基幹産業へと脱皮してゆく第一歩にでもなれれば幸いです。
13社が共同運営するAmazonプライムビデオ内の配信ビジネスのみならず、インド各地でイベントを開催、ECストアの世界展開をすることによりアニメを通じて日本文化が一層浸透することに期待しています。ビジネスモデル自体が現地でのファン層獲得に向けたリアルのイベントとオンラインの配信両方からアプローチしていて、ポテンシャルが高い点を評価致します。




この度は賞をいただき、また、このプロジェクトを共有する機会をいただきありがとうございます。 このプロジェクトは、世界遺産である熊野古道とサンティアゴ巡礼道の両方を経験した人々を称えるものです。 二つの道の巡礼者は、異なる信仰と異文化を体験し、国際的なコミュニケーションと世界平和を促すことができます。
この深い文脈を「ピルグリム」という表現方法で展開するブランディングがとても良いと思います。また、地元の木材などで作られた限定ギフトなどにより、繰り返し巡礼することが楽しめる工夫が感じられました。




この度は、名誉ある賞をいただき大変光栄に存じます。作者・諫山創先生の日田市への想いと共に動きだした「進撃の巨人in日田~進撃の日田~」。今では官民一体となった取組を展開し、本市の新たな観光資源として注目されています。今後も『進撃の巨人』を通じて日田市のファンになっていただけるよう取組をすすめてまいります。
「漫画の複製原画展」などのアニメ関連展示会はいまや市場規模37.8億円(2023年)、そこら中で開かれる珍しくないものになってきてますが、そのほとんどが「大都市圏開催」。大分県日田市の取り組みは『進撃の巨人』作者の故郷であり、この“壁内/僻内”でなぜあの空前絶後の発想が生まれたかをめぐり、55億円という経済圏まで築いた。ストーリーも実績も他にない優れたものでした。




約800年前に始まった日本刀製作を起源に、その技術は現代まで生かされ、関市は世界的な刃物産地となっています。 Honsekitoプロジェクトでは、刀匠二十六代藤原兼房の伝統技とスイスのデザイン事務所atelier oïの発想の融合により、未来へと脈々と受け継がれる刀匠の伝統をDNAの螺旋に見立てて日本刀に表現し、新たなデザインを世界に向けて発信しています。
海外デザイナーならではの視点を取り入れながらも古くから受け継がれてきた伝統技術や文化を生かし県内モノづくり企業と世界に通用する商品開発に取り組み、6年かけて諦めずに商品化し、日本の高い技術力を世界にも知ってもらう努力と共に古くからの横並び文化から脱する事に臆しなかった点を高く評価致します。




この度は素晴らしい賞をいただき、心より感謝申し上げます。 私たちは、訪日観光客に相撲エンタテインメントを通じて「日本文化の新たな楽しみ方」を提供しています。昨年5月の開業以来、約90の国と地域からご来場いただき、世界中に相撲の魅力が広がっていることを実感しています。今後も相撲文化の普及と観光振興に貢献し、より多くの方々に日本文化「相撲」を楽しんでいただける場を提供してまいります。
ご受賞おめでとうございます!相撲の企画が受賞するのは初めてとのこと、大変素晴らしいです。世界中の方々が引き続き相撲を身近に感じ、楽しめる機会が広がり、この伝統が末永く受け継がれることを願っております。心よりお祝い申し上げます!




「動き出す浮世絵展」は日本が世界に誇る浮世絵師の作品300点以上をもとに、最先端のデジタル技術を駆使して空前の規模でお届けするイマーシブアート展です。
これまでイタリア・ミラノを含む国内外4都市で開催し、高い評価を頂いてきました。
受賞を機に、浮世絵の魅力や日本文化の奥深さを世界に発信していきます。
「動き出す浮世絵展」は、伝統文化である浮世絵を最先端のデジタル技術で再解釈し、言語や世代を超えて楽しめるイマーシブな体験を創出しました。名古屋を皮切りに、ミラノや鹿児島など国内外で15万人以上を動員し、日本文化の新たな魅力を発信した点を高く評価します。地域や多様なパートナーとの連携も素晴らしく、今後のさらなる展開が期待されます。




コツコツとやってきたことを表彰いただいて嬉しいです。各地域ならではの自然、生活や食文化を、地域住民との交流、ガイドによって体感することこそがリピーター創出、地域の持続性担保に寄与できると思います。北海道ならではの“Authentic Tourism”発展のために、皆と力を合わせてより一層頑張ります。
富裕層インバウンド向けのオーダーメイドツアーの提供は、地域の方々と寄り添った企画により、北海道の良さを更に深めることができると思います。また、北海道は大事なコンテンツなので、観光で目立つことが一番。その仕掛けは応援したいです。




「日本茶を世界へ」をミッションにこの20年、京都・和束の地で和束茶の生産、インバウンドツーリズムに取り組んでまいりました。今、世界的な抹茶ブームにより日本茶が注目を集めていること、本当に嬉しく思っております。今回をきっかけに和束だけでなく高齢化にあえぐ全国の茶産地が盛り上がることを願っております。
京都府和束町は宇治茶の一大産地だが、茶農家の高齢化や後継者不足、耕作放棄茶園の増加といった課題を抱えている。こうした課題に対し、国内外から多くの「インターン生」を集め、受け入れ、ローカルなイシューをグローバルな知恵と共創によって解決しようとする取組は高く評価できる。
日本茶を入り口に和束町を訪れた国内外の人々が、長期滞在や農業体験、事業参画等を通じて地域や宇治茶のさらなるファンとなり、しいては「茶畑オーナー」となるような、地域と深い関わりをもつ人を増やすための仕掛け・仕組みづくりが緻密にできている。和束町には、約3,400人の町民に加えて、多くの「活動人口」がいるように感じた。こうした視座の高い共創の試みが、万博を契機に、他の農山漁村地域や過疎地域にも広がることを期待したい。
Certificates and prizes
「CJPF AWARD 表彰状」は、約1300年の歴史をもつ日本三大和紙「美濃和紙」の製法を用いて、一枚一枚ていねいに手すきで作っていただきました。その和紙に受賞カテゴリごとに、金・銀・銅で「CJPF AWARD」のロゴを箔押しし、書道家による筆入れで仕上げました。
※表彰状の写真は昨年のものです。


受賞者に送られた賞品「CJPF AWARD ノート」は、表紙に国産のヒノキの木を薄くスライスした木の紙を、無地の中紙に再生紙を再利用し、自然環境に配慮して作られたノートです。表紙には、CJPF AWARD の金を箔押しし、中表紙には美濃和紙を使用しています。
賞状・賞品ともに職人の想いを込め、新しい「日本の伝統」を体現する仕上げにこだわって仕上げました。


美濃和紙制作 :美濃竹紙工房(鈴木竹久氏/鈴木豊美氏)
印刷・製本・箔押し:新里製本所(新里知之氏)
Overall review
CJPF AWARD 2025 大臣総評
クールジャパン・プラットフォームアワード(CJPF AWARD)は、政府、自治体、民間事業者等が一体となってクールジャパン戦略を推進するにあたり、日本の魅力の海外発信等において優れた動画、あるいはプロジェクトを表彰することを通じ、担い手の皆様のご活躍を応援するものです。2016年度に前身の取組にあたる「マッチングアワード」が創設されて以来、これまで延べ約2千件の応募があり、約百件の優れた作品に表彰をしてまいりました。
今回、ムービー部門では268件、プロジェクト部門では103件と多数の応募があり、グランプリの3件を含む18件が受賞作として選ばれました。応募していただいた皆様、また、審査員の皆様をはじめ、ご協力をいただいたすべての方々に感謝申し上げます。
ムービー部門でグランプリを受賞された「Breath of Nagano 「水引」~制約から生まれた創造性~」はその土地に息づく歴史や精神性といったストーリーと伝統産業の海外展開の可能性を、「The Heart of Noh -English Edition-」は能に歴史的に込められた精神性などのストーリーと海外や異なる文化との融合を余すことなく映像で表現した大変優れた作品でした。
また、プロジェクト部門でグランプリを受賞された「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」は、デジタル技術を活用し、アートの世界で日本の魅力を高付加価値化した意義深い取組であるとともに、コロナ禍でも展示エリアを拡充し、引き続き訪日外国人の旅行需要の創出に大きく寄与しました。
今回の受賞作品については、「クールジャパン官民連携プラットフォーム」のホームページや、関係省庁とも連携し、在外公館を通じて国内外に広く発信するとともに、来月4月13日より開幕する「2025年日本国際博覧会(大阪関西万博)」の会場内での投影を連携するなど、「日本ファン」の拡大につなげていきます。
引き続き、政府と自治体、民間事業者が一体となって、強力にクールジャパン戦略を推進してまいります。
Judges
CJPF AWARD 2025ムービー部門 審査委員長メッセージ
CJPF AWARD 2025(ムービー部門)に、多数のご応募をいただき、誠にありがとうございます。今年も日本の幅広い分野の魅力を伝える映像作品の応募があり、審査員一同、改めて日本の魅力のメニューの多さを感じました。全体としては、従来の一般的な日本のイメージに縛られすぎず、日本の魅力を自由に表現した応募作品が多いように見受けられました。グランプリを受賞した2作品は、「水引」と「能」という日本の伝統的な題材をストーリーとして表現しながらも、海外の文化や市場と融合することでの新たな可能性への示唆を感じます。また、アニメや海外著名人を通した魅力の表現等、魅力が「伝わる」ための表現の多様性も垣間見えました。映像はプロモーションにおける大切なツールです。今後も日本のオーセンティックな魅力が「伝わる」、素晴らしい映像作品の誕生を期待しています。






CJPF AWARD 2025プロジェクト部門 審査委員長メッセージ
今年度は100件以上の応募を頂き、ありがとうございました。プロジェクトのカテゴリーもアニメ・マンガ、ゲーム、食、ファッション、アート、伝統文化・伝統産業、観光と幅広く、かつ質の高い応募が多かったため選考作業も大変楽しいものとなりました。
特に今回目立った傾向としては、インバウンド誘致に繋がる事業が多かったこと、および高価格帯の取組みが増えつつあることが挙げられます。クールジャパンで日本の発信力をさらに高めることは引き続き重要ですが、稼げるクリエイティブ産業を創造・育成するという意味でも意義深い動きと感じました。受賞者、そして全ての応募者の取組みのさらなる発展を祈念します。









Organizer and Supporters
クールジャパン官民連携プラットフォーム
クールジャパン官民連携プラットフォーム(事務局:内閣府知的財産戦略推進事務局)平成27年12月に、官民・業種の垣根を超えた連携を行いクールジャパン戦略を推進するために設立。現在、多数の関係府省・関係機関、民間団体・民間企業・機関・個人が参加。各種情報共有やビジネスプロジェクト組成を後押ししています。
文化庁/農林水産省/経済産業省/観光庁/環境省/クールジャパン機構/日本貿易振興機構(JETRO)/日本政府観光局(JNTO)/日本経済団体連合会/日本商工会議所/東京商工会議所/映像産業振興機構(VIPO)/日本旅行業協会(JATA)
内閣府知的財産戦略推進事務局
このような賞をいただき光栄です。ご協力いただいたすべての皆様に感謝申し上げます。本作品は信州ならではの産品をグローバルに発信することを意図したシリーズのひとつで、単にモノをPRするのではなく、その根底にある信州の自然や風土、人々の精神性などを伝えたいと思い制作しました。本賞を励みに、長野県のブランド価値をより多くの方々に伝えていきたいと思います。