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南関東
29 日本の文化は『ファンタジー』。
世界から注目される
JAPAN ANIMEの
過去・現在・未来。日本で本格的なアニメーション制作がスタートしたのは、1960年代。その後、1980年代~1990年代にかけて、現在まで受け継がれる誰もが知るような作品が次々に生まれ、マス・メディアが「アニメブーム」と報道するほど高い人気を獲得しました。同じ頃から北南米・東南アジア・ヨーロッパなどでも日本のアニメ作品が放映され、グローバルマーケットにおいても“JAPAN ANIME”としての認知度を高めていくことになります。 そうした日本アニメーションの隆盛期から伝説的作品、有名作品、著名監督やスタッフなどと深く関わってきたのが、アニメーションスタジオTRIGGER代表取締役社長の大塚雅彦さんです。よりオリジナル性にこだわるため、そしてファンとの交流を深めていきたいとの想いで、所属していたスタジオの仲間3人と共に2011年、TRIGGERを設立。2013年に制作した『リトルウィッチアカデミア』は、海外のファンから絶賛されました。スタジオ時代から海外マーケットと熱心なファンの存在を意識していたという大塚さん。アニメ作りを何よりも愛する大塚さんが語る、JAPAN ANIMEの過去・現在・未来とは?
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北海道
28 国境を越え、官民一体となった試み。 世界を魅了するナイトアクティビティが阿寒湖の森に誕生。
2019年7月。阿寒摩周国立公園を舞台にした、世界初となる体験型ナイトウォーク「カムイルミナ」がスタートしました。アイヌの叙事詩に基づくストーリーが最新のデジタル技術で表現され、参加者は阿寒の森を歩きながら、自然と共生してきたアイヌの文化を体験します。2023年に行った出口調査では、参加者の92%が満足という高い評価。これまでインバウンドの多数を占めた台湾からの観光客に加え香港、マレーシアやヨーロッパからのお客様も増えています。「カムイルミナ」の誕生は、立場も国も違う多くのステークホルダーたちが、阿寒温泉を世界一の温泉地にするために取り組んできたストーリーでもあります。
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北海道
27 世界市場で、“蚊帳の外”からの挑戦。 日本のアドベンチャーツーリズムの未来を切り拓く。
観光の高付加価値化を実現するツーリズムとして世界で注目が高まっている「アドベンチャートラベル(AT)」。「アクティビティ」「自然」「文化体験」のうち2つ以上で構成される旅行と定義され、体験を通じて地域の人々との触れ合いを楽しみながら、その土地の自然と文化をより深く知る旅行のスタイルです。欧米豪の富裕層を中心に市場が拡大。日本アドベンチャーツーリズム協議会によれば、北南米・欧州・豪州の主要地域では、それぞれの国内市場を除く海外におけるアドベンチャーツーリズムの消費額だけで推計6,830億ドル(日本円約76.5兆円)ともいわれています。日本のATを牽引してきたのが、鶴雅グループ。世界へ日本のATの魅力を発信すると同時に、2018年「鶴雅アドベンチャーベースSIRI」を開業。阿寒でしか体験できないATをつくり、お客様の心を惹きつけ続けており、開業から6年でリピーター率45% 、メインターゲットとした欧米豪客の獲得を年々伸ばすなどの成功を収めています。
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南関東
26 「ユニークな技術・埋もれた資源×デザイン」を武器とした商品開発。 日本の四季を海外へ届ける新たなビジネスの戦略とは。
ラテン語で“三位一体“の意味を持つ株式会社TRINUSは、「価値ある資源を現代の暮らしへ」というミッションを掲げるD2Cブランド。日本のユニークな技術や埋もれた資源+デザイン+エンドユーザーの3つをとりなし、新しい価値を創造し続けてきました。中でも2017年に発売された『花色鉛筆』は、デザイン性やオリジナル性が高く評価され、日本で話題になると同時に、海外からも大きな注目を集めるヒット商品となっています。その後も様々な商品を開発しながら、自社ならではのブランド確立を目指しているTRINUS。これまでのビジネスで得たものとは何か? そして「日本の四季」を海外へ届ける新たなビジネスの戦略とはどんなものか? そこにはたくさんのヒントやノウハウがありました。
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南関東
25 「落としても壊れない時計」。
それはやがて、 世界に誇る
「G-SHOCK」という
ブランドへと駆け上がった。今から40年以上前の1981年。企画書に書かれた「落としても壊れない丈夫な時計」という一行から、現在まで受け継がれるG-SHOCKの壮大な物語がスタートしました。その開発者はG-SHOCKの生みの親であり、世界中のファンから「Father of G-SHOCK」として知られる伊部菊雄さん。そして約2年にわたる試行錯誤の末、1983年4月12日に記念すべきファーストモデルであるDW-5000Cが店頭に並んだのです。 その後、1990年代後半には日本中で熱狂的なG-SHOCKの大ブームが巻き起こったものの、ブームの終息と共に低迷期へ。そして、「耐衝撃性(タフネス)」を核とした原点回帰を目指しながら、グローバルなマーケティングで一躍“クールな”ブランドへと変貌を遂げました。10代~60代までの幅広いファン層を持ち、ライフスタイルブランドという新たな成長を目指すG-SHOCK。日本発の小さなプロダクトが、いかにして世界に誇るブランドへと駆け上がったのか。その戦略と秘密を探ります。
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08 地域の魅力を掘り起こし、ストーリーで新たな力を。 次世代の地域の担い手と考えるワークショップ。
2024年3月13日、内閣府クールジャパン(CJPF)と慶應SDM(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科)は共同で、「地域の事業に、ストーリーで新たな力を」をテーマに初めてのワークショップを開催しました。 場所は、地域での価値創造に取り組む人々がつながる場である東京ミッドタウン八重洲「POTLUCK YAESU(ポットラック ヤエス)」。 当日は、全国から地域創生に興味を持つ年齢も職業も様々な32名に参加いただきました。 第一部は、CJPFが出会った地域の担い手2名による特別講演とクールジャパン・プロデューサーとの対談。第二部は、今までCJPFがインタビューしてきた全国の事業者の事業戦略や広報戦略を分析し作られたフレームワークを体験するプロクラムです。参加者にとって多くの気づきや新しい出会いがあり、今後の地域での活動に活かしてもらえる有意義な時間となりました。
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07 海外出身のCJプロデューサーと巡る、山形・庄内の旅。
日本人の視点による日本の魅力ではなく、海外出身者の視点で日本の魅力を探求していくCJPF LIVE CARAVAN。今回の舞台は山形県・酒田市から鶴岡市、出羽三山をCJプロデューサーであるコチュ・オヤ氏、ダコスタ・レティシア氏が巡ります。独自の伝統文化や食文化。自然と共にある精神文化。National Geographic「Top five spiritual adventures in Tohoku, Japan」にも取り上げられた山形県は、海外出身者の目にどう映るのか。ぜひムービーをご覧ください。
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中国
24 藍と共に暮らす日常。
徳島が描く“ジャパンブルー”の
新たなストーリー。世界からジャパンブルーと称賛される鮮やかな「藍色」。藍染めに用いられる植物は世界中に広く分布し、その起源は約4,000年前の古代エジプトにまで遡ります。日本では万葉集で藍に関する句を見ることができ、奈良・平安時代から藍染めが広がったと考えられています。<br>藍は、一般的にジーンズなどに使用される「インディゴ」という名称でも知られていますが(現在はそのほとんどが合成インディゴで、天然のインディゴによる藍染は少数)、徳島の藍は今でもその多くが天然の染料です。また、徳島県では藍は染料だけではなく、実は古くから食としても親しまれてきました。「藍職人は病気知らず。藍食人は疲れ知らず」と言われ、その栄養価や機能性から近年ではスーパーフードとしても大きな注目を集めているのです。そうした藍の持つ可能性を多面的な視点から捉え直した、新しい世代によるムーブメントが、徳島県から続々と生まれています。
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06 伝統から革新へ。石川県からはじまる“ネオ・トラディショナル”
茨城県水戸市の偕楽園、岡山県岡山市の後楽園と共に、日本三名園と称される石川県金沢市の兼六園。四季折々に見られる風景には、時代を超えて人の心をとらえる美しさがあります。その兼六園の見事な庭園を一望できる休憩所「玉泉庵」にて2023年11月22日(水)、CJPF LIVEが開催されました。武家文化と公家文化が融合し、日本を代表する多くの伝統工芸や文化が栄える一方で、新たな視点を持つ人材の流入も活発化する現在の石川県。そこには、“ネオ・トラディショナル”とも言うべき新たな文化があります。形を変えながらも現代に受け継がれ、進化・変化を続ける「伝統」。そして、移住者が新たな視点で想像・創造する「革新」。茶道、美術、食、酒といった分野から、テクノロジー、地域創生、海外視点など、多彩かつ多角的な観点で行われた“ネオ・トラディショナル”についての議論・考察をお届けします。
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中国
23 黒潮の恩恵を受ける、地域が誇る個性豊かな食文化
高知県の西南地域に位置し、美しい砂浜や磯が続く海岸線と緑豊かな山々の広がる黒潮町。 その名の通り、日本列島の南岸に沿って北太平洋を還流する黒潮によって栄えた港町で、黒潮がもたらす豊かな漁場とともに、古くから生活を営んできました。黒潮町では1年を通して様々な魚介類が水揚げされますが、なかでも黒潮にのってやってくるカツオは、この町の食文化に大きな影響を与えています。黒潮町のカツオ漁は、回遊するカツオを擬餌針と竿一本で釣り上げる「土佐カツオ一本釣り漁業」と呼ばれ、400年以上の歴史ある伝統漁法です。黒潮が育んだ食文化の伝統を色濃く残す黒潮町は、伝統の中に新しいものを取り入れ、新たな価値を創造しています。
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