クールジャパン モデル事例

CASE STUDY

  • “ない”ことより、“ある”ものに価値を見出す ―隠岐諸島が魅せる、自然・人・歴史と食文化―

    中国

    19 “ない”ことより、“ある”ものに価値を見出す ―隠岐諸島が魅せる、自然・人・歴史と食文化―

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    島根半島の北方40-80kmに位置する隠岐諸島。大小約180もの島々で構成され、4つの有人島からなる自然豊かな諸島です。美しい自然に恵まれた離島でありながら、古より人と文化の交流が盛んで、後鳥羽上皇や後醍醐天皇の遠流の地として定められた歴史や、北前船の寄港地として栄えた歴史があります。 長い歴史の中で生まれた多様で豊かな文化は今もなお受け継がれ、そして隠岐に魅了された多くの人々が移り住む、移住者の多い島としても有名です。その移住者たちが、古事記に登場するほどに長い隠岐諸島の歴史を温ねて、島の新しい未来を創るために奔走しています。離島というハンデから“ない”ものが多い暮らしの中で、この離島だからこそ“ある”ものに気付き始めた人々がそこにはいました。

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  • 自然を敬い、海とともに生きる。 ―KESENNUMA PRIDE― ー気仙沼

    東北

    15 自然を敬い、海とともに生きる。 ―KESENNUMA PRIDE― ー気仙沼

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    26年連続カツオ水揚げ日本一を誇る漁港を持ち、豊かな海と山に囲まれた宮城県気仙沼市。2011年の震災で市内周辺地域は大きなダメージを受けました。しかし世界からの支援を受けながら、改めて地元の魅力を再確認した人々の復興への強い気持ちと、それに共鳴・共感した多くの新しい人たちが集まり、「新たな志で魅力溢れるKESENNUMA」を生み出しています。 気仙沼に生まれ暮らす人と気仙沼に魅せられた人たちが、未来に向けて創造する「地域一体化モデル」とはどのようなものなのか。新しい人たちを受け入れ、多様性を尊重して出来た、新たな気仙沼を作る人々から、その戦略と想いが鮮明に見えてきました。

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  • 新しい価値、「瀬戸内テロワール」の創造

    中国

    13 新しい価値、「瀬戸内テロワール」の創造

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    日本でいちばん海に近いワイナリー「瀬戸内醸造所」は、2021年広島県・三原市須波の造船所跡地に誕生しました。目の前は、瀬戸内海でも有数の多島美といわれる三原瀬戸。建物が風景を切り取り、どの場所にいても美しい絵画のような風景が広がる瀬戸内醸造所は「SETOUCHIを旅するワイン、SETOUCHIを旅するワイナリー」がコンセプト。産地ごとの特徴を活かし、補糖をせず果実の味わいと生産者の想いを大切にワインやシードルが造りだされています。併設されたレストラン「mio(澪)」では四季折々の瀬戸内の食材と、山の恵みから誕生したワインやシードルとのペアリングが楽しめ、瀬戸内海の新しい観光スポットとして注目を集めています。 太田さんは家業を継いだわけでもなく、飲食業やワイナリーを経営した経験もありません。まったくゼロから創造する時に大きな力となったのは、「地域との共創」だと言います。

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  • 4代目・女性杜氏が醸し出す多彩な味わいが、広島杜氏の伝統・技術を未来へつなぐ

    中国

    12 4代目・女性杜氏が醸し出す多彩な味わいが、広島杜氏の伝統・技術を未来へつなぐ

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    広島杜氏の郷、安芸津。瀬戸内海に面し、江戸時代は広島藩の酒米の積出港として栄えた場所です。ここに、世界に影響を与えた100名の女性を選出する「BBC's 100 Women 2020」に日本人で唯一選ばれた杜氏 今田美穂さんが営む今田酒造本店があります。男性社会といわれてきた日本酒造りの世界で数少ない女性であるという功績、そして小規模な酒蔵ながら、3割を海外へ輸出し、日本酒の魅力を海外へ発信し続けていることが選出の理由でした。100年以上前に途絶えた最古の酒米の在来種である「八反草(はったんそう)」を復活させた「富久長」、牡蠣とのペアリングをイメージしたレモンのような酸味が特徴の「海風土」、日本酒の仕込み水の代わりに先代杜氏が残した吟醸を使った「レガシー」など個性的な味を生み出し、広島杜氏のストーリーと共に日本酒の魅力を世界へ発信しています。

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  • ザ・リッツ・カールトンというブランドが担保する、地元栃木の文化と食材のクオリティ

    北関東

    5 ザ・リッツ・カールトンというブランドが担保する、地元栃木の文化と食材のクオリティ

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    奥日光・中禅寺湖畔に、2020年7月にオープンした「ザ・リッツ・カールトン日光」。ユネスコ世界遺産に登録されている日光の社寺や、豊かな自然、文化など、古い歴史と伝統のある土地に誕生したラグジュアリーホテルは、今や満室の日も多く見受けられる日本でも屈指の人気のホテルとなっています。 実は、栃木県奥日光は日本最古といわれるリゾート地。そこに誕生した最先端のホテル「ザ・リッツ・カールトン日光」。その魅力の理由は、世界的にも評価されているサービスだけではなく、食をはじめとした、宿泊ゲストに提供するアクティビティ、館内デザインやそのディテールに至るまで、徹底した地元との融和と共存、エコシステムの構築への努力にありました。

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  • 平安時代から続く千年変わらぬ日本の原景色と文化に包まれ、野趣・滋味に溢れる摘草料理を食す

    近畿

    4 平安時代から続く千年変わらぬ日本の原景色と文化に包まれ、野趣・滋味に溢れる摘草料理を食す

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    京都から車で小一時間。険しい山道を進んだ先、京の奥座敷と呼ばれる花背(はなせ)地区に、ひっそりと佇む一軒の宿があります。美山荘という名を持つその宿は、1895年に峰定寺の宿坊として創業されました。 料理人自らが野山に入り集めた野草、山菜、そして鮎やアマゴなどの川魚、野鳥、猪、鹿、熊など野趣溢れる料理を味わい、数寄屋造りの名工・中村外二が手掛けた建物に包まれながら、私たち人間がまさに時を遡り、古来日本の山里生活に戻ることができる場所。 ここ美山荘では、俗世を忘れる特別な時間を、五感全てを使って堪能することができるのです。

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  • 老舗「和多屋別荘」の革新

    九州

    3 老舗「和多屋別荘」の革新

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    佐賀県嬉野温泉に、二万坪もの敷地に塩田川をまたぐように、いくつもの温泉やレストラン、贅沢な客室の数々を持つ旅館「和多屋別荘」があります。コロナウイルスの影響もさることながら、時代や人々の志向の変化により、日本全国の老舗温泉旅館は厳しい時代を迎えています。そのような中「和多屋別荘」の業界をリードする取り組みが注目されています。 従来の「旅館」としてのみならず、旅館の魅力がふんだんに生かされた新たなワーケーションオフィスとしての活用、また、地域の魅力を発信していく拠点としての経営――その立役者、代表取締役の小原嘉元氏に斬新な取り組みの数々についてお話いただきました。

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  • 日本の里山文化の可能性

    南関東

    1 日本の里山文化の可能性

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    東京・南青山「NARISAWA」のオーナーシェフ・成澤由浩氏は、日本が世界に誇る料理人であり、数々のイノベーティブな料理を生み出す表現者でもあります。 人と自然が共存する日本の「里山文化」に20年ほど前から注目。里山の豊かな食文化と先人たちの知恵を探求し、料理で表現する唯一無二の料理、"イノベーティブ里山キュイジーヌ"という独自のジャンルを確立。自然への敬意を込め、心と体に有益で、環境に配慮した持続可能な美食、“Beneficial and Sustainable Gastronomy”を発信し続けています。 成澤氏は国内外での様々な活動やメッセージを通して、里山文化を守りながら、”食”のあるべき未来への一歩を模索し続けているのです。

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