クールジャパン モデル事例
CASE STUDY
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中国
23 黒潮の恩恵を受ける、地域が誇る個性豊かな食文化
高知県の西南地域に位置し、美しい砂浜や磯が続く海岸線と緑豊かな山々の広がる黒潮町。 その名の通り、日本列島の南岸に沿って北太平洋を還流する黒潮によって栄えた港町で、黒潮がもたらす豊かな漁場とともに、古くから生活を営んできました。黒潮町では1年を通して様々な魚介類が水揚げされますが、なかでも黒潮にのってやってくるカツオは、この町の食文化に大きな影響を与えています。黒潮町のカツオ漁は、回遊するカツオを擬餌針と竿一本で釣り上げる「土佐カツオ一本釣り漁業」と呼ばれ、400年以上の歴史ある伝統漁法です。黒潮が育んだ食文化の伝統を色濃く残す黒潮町は、伝統の中に新しいものを取り入れ、新たな価値を創造しています。
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島根半島の北方40-80kmに位置する隠岐諸島。大小約180もの島々で構成され、4つの有人島からなる自然豊かな諸島です。美しい自然に恵まれた離島でありながら、古より人と文化の交流が盛んで、後鳥羽上皇や後醍醐天皇の遠流の地として定められた歴史や、北前船の寄港地として栄えた歴史があります。 長い歴史の中で生まれた多様で豊かな文化は今もなお受け継がれ、そして隠岐に魅了された多くの人々が移り住む、移住者の多い島としても有名です。その移住者たちが、古事記に登場するほどに長い隠岐諸島の歴史を温ねて、島の新しい未来を創るために奔走しています。離島というハンデから“ない”ものが多い暮らしの中で、この離島だからこそ“ある”ものに気付き始めた人々がそこにはいました。
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北陸
16 『SUSHI×TECHNOLOGY』で、世界に。金沢から食文化の未来を拓く
加賀百万石の歴史と文化を肌で感じられる兼六園、金沢城、長町武家屋敷跡。そして日本海の海の幸を味わう食文化で知られるのが北陸の地・石川県金沢市。「高級回転寿司・グルメ系回転寿司」のトップランナーとして多くのメディアで取り上げられ、絶大な人気を誇る“金沢まいもん寿司”は、2000年に金沢市で誕生しました。 金沢まいもん寿司を運営する株式会社エムアンドケイは、今、金沢を舞台として、日本の食文化=SUSHIの可能性を世界中へ拡大しようとしています。金沢まいもん寿司の先を見据える独自の戦略――それは、日本だけでなく、世界中の「食」に大きな影響を与える可能性を持っています。
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26年連続カツオ水揚げ日本一を誇る漁港を持ち、豊かな海と山に囲まれた宮城県気仙沼市。2011年の震災で市内周辺地域は大きなダメージを受けました。しかし世界からの支援を受けながら、改めて地元の魅力を再確認した人々の復興への強い気持ちと、それに共鳴・共感した多くの新しい人たちが集まり、「新たな志で魅力溢れるKESENNUMA」を生み出しています。 気仙沼に生まれ暮らす人と気仙沼に魅せられた人たちが、未来に向けて創造する「地域一体化モデル」とはどのようなものなのか。新しい人たちを受け入れ、多様性を尊重して出来た、新たな気仙沼を作る人々から、その戦略と想いが鮮明に見えてきました。
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近畿
14 手を伸ばせば、そこに海がある。魚がいる。持続可能な発展と魅力が凝縮した、日本で一番海に近い町ー伊根町
「伊根の舟屋」で知られる伊根町は、多くの映画やドラマのロケ地になるなど、日本有数の景勝地です。手を伸ばせば、そこに海がある。魚が泳いでいる。日本で一番海に近い暮らしを体感できる場所―そんな伊根町だけが持つ多くの魅力をどのように伝え、発信していくか。 今、伊根町に住み、暮らしている人たちの想いやアイデアが、少しずつカタチになり始めています。初夏の岩ガキ、秋のアオリイカ、冬のブリ…四季を通じた旬の美味しさを味わってもらうための取り組み。1日1組のお客様に限定し、一番海に近い暮らしを心ゆくまで堪能してもらう宿泊。伊根町をさらに活性化させる新しいツーリズムの可能性。 伊根町全体で歴史と自然を守りながらも、新しいものを取り入れ、決して急ぐことなく、地域の未来へ向けて進んでいます。
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中国
13 新しい価値、「瀬戸内テロワール」の創造
日本でいちばん海に近いワイナリー「瀬戸内醸造所」は、2021年広島県・三原市須波の造船所跡地に誕生しました。目の前は、瀬戸内海でも有数の多島美といわれる三原瀬戸。建物が風景を切り取り、どの場所にいても美しい絵画のような風景が広がる瀬戸内醸造所は「SETOUCHIを旅するワイン、SETOUCHIを旅するワイナリー」がコンセプト。産地ごとの特徴を活かし、補糖をせず果実の味わいと生産者の想いを大切にワインやシードルが造りだされています。併設されたレストラン「mio(澪)」では四季折々の瀬戸内の食材と、山の恵みから誕生したワインやシードルとのペアリングが楽しめ、瀬戸内海の新しい観光スポットとして注目を集めています。 太田さんは家業を継いだわけでもなく、飲食業やワイナリーを経営した経験もありません。まったくゼロから創造する時に大きな力となったのは、「地域との共創」だと言います。
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